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Edraの名作チェア「Getsuen」――機能美と造形美が融合したアイコン的存在

今回、大阪・関西万博2025 イタリア館 企画展「ジェニオ・トスカーノ〜 創造の旅は、時と空間を越えて〜」で展示された「Getsuen」。

まるで一輪の花が空間にそっと咲いたかのような佇まいを持ち、流麗な曲線には自然への敬意と、美に対する深い洞察が息づいています。その着想は、梅田氏がある夏の夜、帰宅途中に目にした月明かりに照らされた桔梗の花から得たもの。何年にもわたりその印象を温め、構想を練り上げた末にこの椅子が生まれました。

製作にあたっては、花びらのような繊細さと、構造体としての強度を両立するという高い技術的ハードルに挑戦。イタリアの最先端技術と、日本の緻密な職人技が結集されました。エッジ部はわずか5ミリ厚の花びら形状に仕上げられ、特殊な樹脂芯を採用。座面の内部構造にはガス管、合板、金属、マジックテープといった異素材を組み合わせ、高い座り心地と耐久性を実現しています。

今日では世界各地の美術館に収蔵され、建築家やキュレーター、ハイエンド層のユーザーから「アートとインテリアの境界を軽やかに超える存在」として広く愛されています。

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https://www.edra.com/jp/product/Getsuen/Getsuen-Masanori-Umeda

展示概要

  • 展示作品:Edra「Getsuen」(デザイナー:梅田 正徳)
  • 展示期間:2025年7月13日(日)~7月19日(土)
  • 会場:大阪・関西万博2025 イタリア館 企画展「ジェニオ・トスカーノ〜 創造の旅は、時と空間を越えて〜」
  • 主催:イタリア共和国パビリオン/フォンダツィオーネ・システーマ・トスカーナ

協力:株式会社リビングハウス